#249 『カメラとブラともみ』お勧め撮影スポット〜冬の栃木
Podcastの第249回をお届けします。音声で聴く方は一番下に。文字で読みたい方はここからどうぞ。
栃木と宇都宮の街を写真散歩しました
こんにちは!カメラマンの大野朋美です。
私、大野朋美が、いろんな地域を、写真を撮りながら紹介していくYouTube番組、『カメラとブラともみ』は、制作パートナーの佐藤さんと、かなり時間を掛けて作っているので、毎回、収録から約ひと月後の配信となっています。そこで、ちょうど1年前の今月に収録した撮影スポットを、あらためてご紹介していくシリーズをポッドキャストで行っています。
今回は「カメラとブラともみ〜冬の栃木」。栃木県は、栃木駅と宇都宮駅周辺の撮影スポットをご紹介します。早速、行ってみましょう!
栃木 蔵の街並みを写真散歩
前半で訪れたのが栃木市の蔵の街並み。ここへは栃木駅から徒歩10分ほどで行けます。
ここに豪商の家々が建ち並んでいるのは、古くは日光街道の宿場町であったことから始まり、街の中心を流れる巴波川(うずま)で、江戸との交易が盛んに行われてきたそうです。
古い街並みは巴波川に沿って細長く伸びていて、およそ1.5kmくらいあります。
この蔵の街歩きで私が面白いと思ったのは、まず蔵が、それぞれ趣が異なっていて、飽きなかったことです。特に蔵の窓の部分の意匠に個性がありました。
このシリーズで、その後も蔵のある町を訪れていますが、この回から、窓を意識して見るようになりましたね。
街には蔵の町美術館や山車会館など、ミュージアムもたくさんありましたが、月曜がお休みのところが多いようなので、お出かけの際にはお気をつけください。
ここを散策する中で、大谷石で出来た蔵の風情に魅せられました。
大谷石は、栃木県宇都宮市大谷町で採掘される石です。軽くて柔らかいのですが、見た目にもとても柔らかそうで、ポコポコ穴が空いていて、石というか、砂が固まったような感じです。それだからか、私はこの石に温かみを感じたんですよね。色も一律ではないのですが、オフホワイトというか薄いベージュだったり、そこにちょっと緑掛かったものもありました。大谷石は旧帝国ホテルの本館にも使われていたそうです。
この大谷石をもっと見てみたくなって、私たちはここから宇都宮へと向かいました。
宇都宮で大谷石を探して写真散歩
宇都宮で、大谷石を使っていたものは、まずは宇都宮駅にあった餃子像。これはテレビ番組の企画で作ったものだそうです。
次に「宇都宮二荒山神社」。神社は少し高いところに建っているのですが、その石垣が大谷石でした。そして、宮司さんに教えていただいたのですが、狛犬が大谷石でした。
こちらはとても由緒ある神社で、そもそも宇都宮の街は、この神社の門前町として栄えたそうなので、宇都宮に観光に行かれる方はぜひ訪れてみるといいのではないでしょうか。
そして「カトリック松が峰教会」を訪れました。あの教会は驚きましたね。あんなに大きな教会が駅近くの繁華街にいきなり現れるのだから。ヨーロッパかと思いました。
この教会は昭和7年に建ったそうです。大谷石の印象が、先ほど言いましたように、温かみのあるやさしいものだったので、まさに教会という場所にはぴったりの建材だなと感じました。
宇都宮の街中には、他にも、歩いていて大谷石の蔵や建築が見られるので、ぶらぶら歩いて、探す旅をするのもお勧めです。
それとこの旅では、もうひとつ大きく印象に残ったことがあります。それは、人がとても親切だったことです。YouTubeをご覧いただければ分かりますが、この回では、よく人に話しかけられてたり、いろいろと教えていただいてます。その後のロケの経験から言っても、地元の人に声を掛けられたのは、この回がダントツでした。
このロケで訪れて知った栃木、宇都宮は、「おさんぽフォト」を開催したい候補地のひとつになりました。
特に関東の方は、日帰りの撮影旅行にはちょうどいいお勧めスポットです。あでも私たちのように、1日に両方行くのはお勧めできませんが。
さて次回、1月にご紹介するのは、木曽福島と奈良井宿です。
ではまた来週、火曜朝7時にお会いしましょう!