#263『カメラとブラともみ』お勧め撮影スポット〜春の秩父
Podcastの第263回をお届けします。音声で聴く方は一番下に。文字で読みたい方はここからどうぞ。
3月の秩父お勧め撮影スポット
こんにちは。カメラマンの大野朋美です。
私、大野朋美が、いろんな地域を、写真を撮りながら紹介していくYouTube番組、『カメラとブラともみ』は、制作パートナーの佐藤さんと、しっかり時間を掛けて作っているので、毎回、収録から約ひと月後の公開になっています。そこでちょうど1年前のこの月に収録した撮影スポットを、あらためてご紹介していくシリーズをポッドキャストで行っています。
昨年の3月にロケをしたのは『カメラとブラともみ〜春の秩父』でした。このとき訪れたのは、まず観光地として名高い長瀞、そして「リトリートフィールドMahora稲穂山」。最後に古民家カフェ 「なないろごはん」でした。これらのスポットをあらためてご紹介します。
3月の長瀞はオススメの撮影スポット
この時期に長瀞に行ったのは、私的には正解だったと思っています。
長瀞といえば川下りが有名で、シーズンは夏というイメージですよね。実際に夏はとても多くの人が訪れるようです。
でも、3月の長瀞は、あの独特の岩肌の感じと、そこに生えた枯れ草が、全体として退廃的なイメージの世界を造っていました。そういう意味では3月というか、冬場ですね。
まるで別世界に迷い込んだような、いやSF映画に登場するようなどこかの惑星に来たような写真が撮れました。人も少ないので荒涼とした景色をワイドに写すこともできました。モノクロ写真にすれば、かなりカッコいい写真になりますよ。
秩父紅が観られる「リトリートフィールドMahora稲穂山」
次に訪れたのは「リトリートフィールドMahora稲穂山」です。
古民家カフェ「なないろごはん」オーナーのYoshiさんに秩父のオススメ撮影スポットとして紹介してもらい、訪れました。
この季節は山の斜面、一面に福寿草が咲いていました。特に秩父山系に咲く「秩父紅」という濃いオレンジ色の福寿草が見られます。
Mahora稲穂山さんは、山ひとつが公園になっているので、広大な敷地に四季折々に季節の花が撮影できるようです。紫陽花やムクゲの咲く夏もオススメとオーナーの長谷川さんはおっしゃっていました。
ちょっと頑張って山頂まで登れば、秩父盆地が一望できて、とても清々しい気分になれました。早朝に登れば秩父盆地を覆う雲海も見られるのだそうです。長谷川さんは、山の手入れのために登った時に、何度か観たそうですが、私はその話がちょっと気になっていて、いつか見てみたいなとひそかに思っているのですが。
そしてこの山頂の展望広場には、大きなブランコがあるんです。これも長谷川さんのイチオシで、何度もこのブランコの話をされていましたね。山頂で、「アルプスの少女ハイジ」さながらに、ブランコに乗って秩父の町を眼下に見ることができます。
古民家カフェ「なないろごはん」yoshi さんに会いに
最後に訪れたのは、私の友人で料理研究家、アーティストでもあるyoshiさんのお店、古民家カフェ「なないろごはん」さんです。
料理の盛り付けはもちろん、薪ストーブの置いてあるインテリアも素敵なセンスでした。
yoshiさんは料理雑誌でも活躍されていましたが、料理や野菜のパステル画も描いていました。
料理を写真に撮る人から盛り付けが上手くできないという質問をときどき受けるので、このことについて、彼女にアドバイスを求めたところ、結局、話がどんどんとyoshiワールドに飛んでしまいましたが。でもあらためて教えられたことも多かったですね。
たとえば「ダイバーシティーとーハーモニー」を大事にしているとか。
人参を、一般的な人参として見ない。目の前にある「この人参」をどう調理したら活かせるのかと考えるようにしているのだと。
現実、目の前にあるもの、そのものを見るって、写真を撮る私たちにも通じる大切な考え方ですよね。
カフェ「なないろごはん」さんは現在イベントスペースも作って、様々な展示とカフェで、訪れる人にくつろいでもらえる場作りをしているそうです。
こちらのお店は現在、ランチの営業が主で、予約制となっているようです。mahora稲穂山さんもそうですが、イベント開催も頻繁にされてるみたいですので、事前に調べて行かれると良いでしょう。
いかがですか? 春先のこの季節に秩父を訪れてみては。
ではまた来週、火曜朝7時にお会いしましょう!