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#258 心を復活させるための写真活用法

Podcastの第258回をお届けします。音声で聴く方は一番下に。文字で読みたい方はここからどうぞ。

やる気が出ないときにお勧めの方法

こんにちは。カメラマンの大野朋美です。

つい昨日、知らせが入ったのですが、CP+2022の会場での開催が昨年に引き続き中止となったそうです。今年もオンラインのみでの開催です。

それにしても、このことに限らず、この2年、急遽変更になったり、中止になったり、また行動制限を要求されたりと、リスナーの皆さまも、身の回りで様々なことがあったのではないかと推察いたします。

何かを制限されたり、我慢させられるのって、ずっとそれが続くのも辛いですが、いちど解除されて気分が緩んだ後に、再び我慢させられたりするのも、実は精神的にこたえるものなんですよね。

最近なんだかやる気が出ないなとか、なんとなく気分がすぐれないなと感じていたり、もしかしたら、ちょっとイライラすることが多くなったなとか、そんな風に感じていたりしませんか?

そこで今回は、こういった世の中の暗い雰囲気から距離を置いて、心を明るくして、前向きになれる方法をご紹介したいと思います。もちろん写真を使う方法です。ちょっと耳を傾けていただけると嬉しいです。

気持ちが明るくなる写真を掘り起こす

まず最初にやってみていただきたいのは、お手元にある写真の中から、気持ちが弾むような、見ているとウキウキと楽しくなってくるような写真を、3枚以上、用意してください。

写真がどのフォルダに入っているのか分からないので、探さなきゃならないとしても、とりあえず目的の写真は思い浮かびますか?

思い浮かばなかったとしても、これまで写した写真を、スマホの写真も含めて見返しつつ、探してみてください。上手く撮れた写真じゃなくてもいいのです。とにかくいい思い出であったり、見ていると気分が明るくなるような写真です。そういった写真を集めてください。

そんな写真ないよと思われた方も、忘れているだけで、遡って探してみると、何枚か出てくるんじゃないでしょうか。過去のどこまで遡ってもOKです。

感動した風景はもちろん、楽しかった旅の思い出や、家族との思い出、また愛する家族や子供、孫の写真でもいいのです。

たとえボケやブレで失敗した写真であっても、「ピンボケがちょっと残念だけど、でも撮っておいて良かったな。」と思えた写真なら、そういうのもOKです。

ひとつ注意したいのは、いい思い出しか残っていない写真を選ぶことです。概ね楽しかったけど、このシーンの後に、ちょっと嫌なこともあったなあなどと、小さなことであっても、嫌な思い出が付いて出てくるものは避けてください。

とにかく写真は自分の心に正直になったものを選んでくださいね。判断基準は、気分が上がるかどうか、だけです。

次にそれらの写真を全てプリントします。そしてプリントした写真はノートとかアルバムに貼ります。

写真を集めるだけでも、あるていど良い気分になっていると思うので、プリントは省いてもいいように思うかもしれませんが、プリントして貼ることをするのと、しないのとでは、気分の良さがまた全然、異なります。ぜひここまでやっていただきたいのです。

プリントは、それほどこだわったプリントにしなくてもいいです。

いちばん大事なことは、いい気分に浸れるような世界をそこに作ることなのです。

そして、当分は毎日のようにそれを開いて眺めてみてください。気持ちがだんだんと上向いてきたり、なんだかやる気が湧いてきたりするでしょう。そして、自分にとって何が大切なのかに気付けたりもします。

お勧めアプリ「ピンタレスト」

やってみたいけど、手元にそういった写真が全く無いというなら(まあほとんどいないと思いますが)、そういった方は、「Pinterest(ピンタレスト)」というアプリをお勧めします。人気のアプリなので、知っている方も多いと思います。

世界の絶景写真や、おしゃれで素敵なインテリアやファッションの写真など、ありとあらゆる写真が出てきますので、その中から気になる写真をコレクションできるというアプリですよね。私もときどき、つらつらと眺めています。文字の無い雑誌を眺めている感覚といえば良いでしょうか。

このアプリで、とにかく目を引く写真だけをコレクションしてください。見始めると、ハマってしまって、どんどんコレクションしたくなりますし、気持ちもいつの間にか元気になっていると思います。また自分がどんなものに惹かれるのか、興味があるのかを、改めて知ることができるので、面白いです。

心の帰る場所を作っておく

気がつかれた方もいると思いますが、今回の話は、昨年の年末にお伝えしたこととちょっと似ていますよね。年末に話したのは、1年間のいい思い出の写真を集めるということで、今回の話とはちょっと文脈が違います。

ただいずれにしても、そもそも自分はどんなことに喜びを感じるのか、どんなことが楽しいのか、そういうことを思い出すことにつながります。

たとえ忘れても、こうやって気持ちが帰る場所を作っておくことは、自分の心を守ることになるのでお勧めです。

ではまた来週、火曜朝7時にお会いしましょう!

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