#227 写真教室へ通うのは下手な人だから?
Podcastの第227回をお届けします。音声で聴く方は一番下に。文字で読みたい方はここからどうぞ。一部、音声のみで話していることもあります。
みんなの写真塾の募集が始まりました
こんにちは。カメラマンの大野朋美です。
2021年7月1日から、私の主宰する写真教室の今年の募集が始まりました。1年コースなんですが、9月を年度の始まりとしています。
オンラインだから、全国や、海外からでも受講できます。ご興味あれば一番下のURLより、のぞいてみてください。
で、タイトルにありますように、今日は、写真教室に通う人は下手だから通うの? っていう話をしてみたいと思います。
写真教室に通う人は下手だから通うのか?
というのも、募集開始から数日ですが、すでにもう、何名かの方からお申し込みを頂いていて、それでちょっと思い出しことがありまして。
私のところに限らずですが、写真教室へ通うことを決めた方っていうのは前向きで、まずそれだけでもう、上達への切符を手に入れられたようなもの、じゃないかなって思います。
以前、ある女性から、こんな話をされたことがあります。
その女性の友達が、とってもステキな写真を撮るのだそうです。とてもセンスの良い写真を撮るのだけど、でもその友達は、これまで写真講座や教室へ通ったことはないのだとか。
こうわたしに話した女性は、写真教室へ行くことに興味はあるんだけど、そこを踏み切れず、迷っていたみたいです。彼女の迷いには、こういう前提が見えてきます。
センスのいい人は写真教室なんて通わない、と。
才能のある人なら、別に教室に通わなくても、ステキな写真は撮れるのだと。だから、写真教室へ通うと、なにか持っている才能という面で、その友達に負けるような気がしたんでしょうね。ま、なんか分かる気はします。
でも教室に通うっていうのは、もともと持っているセンスの原石を磨くために行くのです。
話を聞いた時に、うまいと言われた友達の写真を、スマホで見せてもらったんですね。たしかにセンスのいい素敵な写真を撮られていました。
でも、一応プロの目から言わせていただくと、飛び抜けてっていうほどではなかったんですね。誰の周囲にも1人くらいは必ずいる、写真の上手い人っていう感じでした。
写真教室に通ったことのない方は、写真教室って、カメラの使い方を教わるとか、写真の撮り方のノウハウを教えてもらうところであって、センスは話が別だと思っている人も多いと思います。
でも、センスも磨かれるんですよね。
写真教室はセンスも磨かれる場所
私はセンスを磨いていただけるようなカリキュラムで作っていますけど、でも先生の写真を見たり、そこに集う他の人の写真に触れるだけでも、センスって、磨かれていきますよね。
結局、私にそう話した女性が教室に通ったのかどうかは知りません。でも写真教室へ通うことを決めて、真剣に写真と向き合えば、きっと十分に、知人の女性以上にうまい写真を撮れるようになっただろうなと思います。
ではまた来週、火曜朝7時にお会いしましょう!