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#206 南米旅ばなしPart2ペリトモレノ氷河

Podcastの第206回をお届けします。音声で聴く方は一番下に。文字で読みたい方はここからどうぞ。

1.南米縦断旅行のなかで2番目にお勧めしたいスポット

こんにちは。カメラマンの大野朋美です。

さて今日は、南米の旅ばなし第2弾です。

18年前、私がこのアメリカ大陸縦断旅行の話を、帰ってきて友人にすると、だいたい5時間くらいになっていました。いま思えば、よく5時間聴いてくれたなと(笑)ほんと、聴いてくれた友人たちに感謝しかないんですけど。そのくらい私にとっては、人生においての鮮烈な思い出がたくさんありました。

さて前回は、そんな旅の中で、ぜひ行ってみてほしい一番のスポットである世界最大の滝、イグアスの滝をご紹介しました。詳しくは、このpodcast第203回を聞いていただければと思います。

今回は、次にオススメしたいスポットです。それは、アンデス山脈の上にある氷河です。

氷河といえば、北極の海に浮かんでいる氷山を想像すると思いますが、私はここを知るまでそうだったんですが、ここは高い山の上に広がっているんですね。

南米大陸の南部地域は、国はアルゼンチンとチリで、ここをパタゴニアと言います。その地域のアンデス山脈の上に、ロス・グラシアレス国立公園があって、そこにある『ペリト・モレノ氷河』です。

2.パタゴニアにあるペリト・モレノ氷河を訪れてみて

氷河って、たしかに氷の河と書きますが、ちょうど山と山の間から、雪崩のごとくドッと流れ出て、そして固まったようになってます。これは説明上の例えですが。

この河は全長30数キロ、先端部分の長さが約5キロ、湖面からの高さが60mです。すごいですね。で、その先端部分を正面から見られる展望台があって、私はそこから眺めました。ツアーの船も出ているようです。

私が訪れた日はあいにくの曇り空でしたので写真的にはちょっと残念でした。晴れていれば素晴らしい写真が撮れただろうなと思います。なので、ここまで来たのなら絶対にいい写真が撮りたい!と思われるなら、数日滞在する予定を組んだ方が良いかもしれませんね。ここを訪れる時の拠点となる町はアルゼンチンのカラファテです。この町の旅行会社から幾つもツアーが出ています。現地に着いてから探しても十分です。

話が逸れたので戻しますね。

展望台の辺りは曇っていたのですが、遠くに、ちょうど山脈の間から、氷河が流れ出てきた辺りには、少し光が射していたのですが、その時に思ったんです。

あそこに天使がいるな、って。

いえ…大丈夫です(^^;)。前回もちょっと不思議ちゃんと疑われそうな発言があったので、だんだん心配になってきた方もいるかもしれませんが、大丈夫です。私がこう思ったのは、人生でこの時だけですから。

でもその直後でした。いきなり雷鳴のようなバリバリバリ!っていう音で、そりゃもう、もの凄い大きな音が響いたのです。
よく稲光があって、3秒以内にドンって落ちた時の雷鳴って凄く大きな音ですよね。そのくらいの衝撃音がしたのですが、じゃあどれだけ大きな氷河が崩落したのかって見ると、ちょっと探してしまうくらい、小さい塊だったんです。もちろん石ころみたいってことはなくて、そこそこ大きな岩くらいのサイズです。

いかがでしょうペリト・モレノ氷河、行ってみたくなりませんか。
眼前に広がるアイスブルーの氷河を静寂の中に眺め、そして突然、静けさを打ち破るように、いきなり空間が裂けるほどの音がする。

今回はペリトモレノ氷河をご紹介しました。ぜひ一度は、こういった大自然を肌で感じてみてほしいなと思います。

最後に撮影アドバイスをひとつ。スケールの大きな風景をご紹介しましたが、写真を撮るなら、広角レンズだけでなく、望遠レンズがあったほうがいいですよ。

ではまた来週、火曜朝7時にお会いしましょう!

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