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#214 木の芽立ちの頃に精神が不安定になるなら

Podcastの第214回をお届けします。音声で聴く方は一番下に。文字で読みたい方はここからどうぞ。

桜が散るとせつない気分になる人へ

こんにちは。カメラマンの大野朋美です。

そろそろ桜も、散り始めたところが多くなってきたようです。

風に舞い、ハラハラと散る桜を観ると、なんだかせつない気持ちになったりしませんか?
桜は散り始めてからも早くて、あれよあれよと言ううちに、すっかり散ってしまっています。雨が降ったりすれば、それはもう、、ご存知のとおりで。

満開の時に、あんなに咲き誇っていた桜が、どんどん散っていく様は、栄枯盛衰を感じてしまいます。

でもそれを見てせつない気持ちになるのって、その理由は、桜が散っていくからでしょうか。それだけが理由でしょうか?

それだけではないんじゃないのかなと、私は思っているんです。

なにか出来事が起こったとき、それに対する感じ方は人それぞれだと言いますが、見ている側の心の状態にも寄るのではないでしょうか。

「木の芽立ち」という言葉があります。

春に木の芽が芽吹く頃、3月から今くらいの頃のことですが、昔からこの時期は精神が不安定になりやすい時期だと言われてきました。

春になるとちょっと変な人が多くなるよね、などと昔から巷で囁かれているように。

理由は、この時期の気圧の変化だとか、三寒四温で気温が安定しないからだとか言われていますが、理由は定かではありません。

でも少なからぬ人たちが、そういう傾向に陥ることは事実のようです。

木の芽立ちの頃の過ごし方

こういう時期はゆったり過ごすことが良いと言われています。

もちろんそれはいいことだと思います。

ただ、憂鬱な気持ちになったり、何もしたくないなら、そうかもしれませんが、一方で、妙に気分がザワついたり、不安感に襲われたりするときは、何かをした方が、動いた方がいいかもしれません。

もちろん私は医者でも精神科医でもありませんので、これはあくまで提案として聞いてください。

でも経験者は語るです。私も、その年に寄るのですが、自律神経の乱れか何か分かりませんが、妙にザワザワしたり、逆にふさぎ込んだりすることがあって、でもこのことで、気分を解消させられました。

それは、写真を撮ることです。

いつも撮ってるじゃんって思われるかもしれませんが、こういう気分の時は、面倒だったり、億劫に感じるものです。

もしあなたも、こういった経験があるなら、そうじゃないですか?

でも、そこを一歩、ちょっとだけ頑張って、踏み出してみてほしいのです。

きっと、いつもとは違う写真が撮れると思います。

なぜなら普段とは感性がちょっと違っているはずだから。

まず目が向かう先が変わるでしょう。いつもなら見落としてしまうような、些細な何かに、妙に惹かれたりするかもしれません。

できるだけ、カメラのファインダーを通して、現実のこの世界を見ようとしてみてください。

そこをちょっと意識すれば、きっと途中から時間を忘れて、夢中になって撮っているでしょうね。

世界に向き合おうとする気持ちで、ファインダーをのぞいてみてください。

気がつけばきっと、治っているでしょう…とは残念ながらいかないのですが、でもちょっぴり気分が解消されていることに気づけるはずです。

私が経験から得た考えなのですが、身体を休めることだけが、精神を復活させるためにいいことだとは限らないと思っています。

なんだかザワザワしたり、根拠もなくやたら不安感を覚えたり、そんなちょっと気持ちが下を向いてしまうときは、カメラを持って歩いてみませんか。

写真を撮ることは、心の栄養になると、私は思っています。

ではまた来週、火曜朝7時にお会いしましょう!

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