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#216 ツツジを写すと写真の腕が上がる?

Podcastの第216回をお届けします。音声で聴く方は一番下に。文字で読みたい方はここからどうぞ。

ツツジを写すと写真の腕が上がる?

こんにちは。カメラマンの大野朋美です。

満開のツツジをよく見かけるようになりました。
最近、新しく植えたところでは、真っ白なツツジが多いように思うのですが、お近くで見かけませんか? 純白のツツジは、目新しさもあるのか、見つけると撮りたくなります。

ツツジって、古くは万葉集の時代から日本人に親しまれてきたようですね。
毎年、4月から5月頃になると、身の回りのどこにでも、たとえば山や、神社お寺の境内、公園、それだけでなく、道路脇や分離帯などの植込みなど、あちこちで見られます。

このように身近にあるツツジですが、でも写真に撮ろうとすると、これがいきなり、手の届かない存在に感じてしまうくらい、手強い被写体なんです。

そう感じたことって、ないですか?

なにが手強いかっていうと、それは構図です。ツツジを格好良く写そうとするのは、とても難しいんです。でもだからこそ、ツツジは、写真の腕を上げるためには、とてもいい被写体だとも言えます。

その理由をこれからお話しますから、ちょっと聴いてみてください。これから話すことを踏まえて、実際に写してみていただければ、構図を取ることへの理解が深まり、写真の腕も上がるのでおススメです。

ただ、こう撮れば良いですよってお手軽に分かるような話はしないことを、最初にお断りしておきます。何をどう考えて写せばいいのか、ということのヒントが得られると思います。

ツツジの花を写す難しさとは

まずツツジの花をアップで撮ろうとするときのはなし。構図を決めるのがなぜ難しいのかというと、花のつきかたと花の形がその理由です。

ツツジって、枝の先に花が3つくらいついているのですが、それぞれ違う方を向いています。だから、1つの花が正面を向く方向から写すと、両脇の花がちゃんとは見えなくなります。

斜めから写そうとすると、中心となる花の見え方だけでなく、その隣の花の見え方も変わってくるので、そこのバランスを取るのが難しいんですね。

さらに花の形がラッパ状になっていることも手強い理由です。せっかく花がラッパ状になっているのだから、そこが分かるように写したいけど、正面からだと分かりづらいし、そのフォルムがわかるように写すちょうどいい角度を見つけるのがまた難しいんですよね。

撮影ポジションやアングル、アングルは360°どこから写してもいいわけですから、大胆な構図を含め、様々な角度から探ってみてください。

ツツジを写すときは花のバランスを考える

次に引きで撮るときです。これもけっこう難しいですよ。ツツジはひとつの木にたくさん咲いていますが均等にバラけてくれてはいないです。

ツツジ園で見られるような、丸くきれいに選定されて、花もビッシリと隙間なくついていれば、まあどこから写しても絵になりやすいですが、そうでない大抵の場合は、カッコよくまとめようとすると、これがまた、なかなか取り組みがいがあります。

花が密集しているところもあれば、空いているところもあって。そうすると、写真におさめるとき、どう切り取っていいか迷うんですよね。

こういう場合は、全体のバランスを考えます。どこか一ヶ所を見るのではなく、画面全体を見るようにします。これがまた、写真を見る目を養ういい練習になるんですよね。で、そうやって切り取る場所を変えてみたり、視界を広げたり狭めたりしつつ、写す範囲を変えることも考えてみるといいです。

ひとつの花をアップで写して、背景に他の花をボカして入れる場合は、上手くいかないと思ったら、そのときに使っていたレンズが広角なら望遠にかえてみるとか、逆もそうですが、そうやっていろいろとやってみてください。

ツツジを写すときの天候は…

さて、これからまだまだ撮影のチャンスも多いツツジ。遠くへ出かけなくても近場で撮れて、構図の勉強にもなるのでお勧めです。

最後にひとつアドバイスです。ツツジは直射日光が当たっていると綺麗に写すのは難しいです。理由は花の形がラッパ状なので影が出やすいから。曇りや日陰などの方が、構図にも集中できるのでおススメです。

ではまた来週、火曜朝7時にお会いしましょう!

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