#197 奈良・山の辺の道を写真旅2020
Podcastの第197回をお届けします。音声で聴く方は一番下に。文字で読みたい方はここからどうぞ。
山辺の道を歩いてきました
こんにちは。カメラマンの大野朋美です。
先日、今年最後の『おさんぽフォト』を京都伏見で開催してきました。伏見と言えば、伏見稲荷大社。千本鳥居は、インスタ映えスポットとして世界的に有名になりましたね。
でもここの話はまたの機会にさせていただいて、今回ご紹介したいのは、奈良です。
伏見を訪れる前日に、今後の関西でのおさんぽフォトの候補地として、奈良県の、橿原市周辺を訪れてきました。
山辺の道ってご存知ですか? 日本最古の道と言われてる街道です。場所は現在の桜井市と天理市にまたがって続いています。そんな飛鳥の地にロマンを感じて、次のおさんぽフォト候補地の下見に訪れてみました。
桜井市にあるこの道のスタート地点から歩き始めたのですが、昼から夕方まで歩いて、結局、道の1/3くらいしか行けませんでした。
まあ16キロくらいあるそうですから、当然でしょうか。ただそれほどの起伏はなく、歩きやすかったです。
ただこの時期、もっと紅葉が見られるかなと思ったのですが、それほどでもなかったので、
途中、地元の方に、この道沿いで紅葉の綺麗な場所は?と尋ねたら、うーん、と考えこまれたのですね。
山の辺の道は、山の西側になるので、日当たりが悪く、紅葉の条件としてもいいとは言えないそうで、時期的にも、同じ地域の中でも遅れて、大抵は12月に入ってからなのだそうです。
で、教えてもらったのですが、紅葉で来るなら、やっぱり談山神社でしょうと。
談山神社とは
13重の塔があって、両脇の紅葉越しにその13重の塔をを写すのが定番だということでした。早くいってよ〜って思いましたが(笑)
あ、ところで13重の塔って、最初三重塔の聞き間違いかと思いませんでしたか?
談山神社って、ご存知の方も少なくないでしょうけれど、私は初めて知りました。
談山神社は、たんざんって読みます。
中大兄皇子と中臣鎌足が、蘇我入鹿を打つ相談を計画をここでしたから、そういうんだそうです。
話を戻すと、そういうワケで、ここもまた訪れなくちゃいけない撮影スポットリストに追加されました。こうやって、次に訪れなくちゃな場所がどんどん増えていくのですね(笑)
橿原市周辺を写真散歩するのに要する日数は
談山神社は、桜井駅から、この山辺の道とは真反対に位置し、車でないと行きづらい場所にあるそうです。次に来るときは、山辺の道を制覇するのに2日掛かりそうなので、談山神社を入れると3日必要そうです。またこの地域といえば、関西の方は詳しいと思いますが、他にも有名な長谷寺や室生寺などもあります。そういう訳で、遠方から行って巡るなら、少なくとも3、4日はほしいところです。
それにしても、やはりこの辺りの方は古代史に詳しいなと感服しました。今回は触れませんが、古墳についてもいろいろと教えてもらいました。日本史って、だいたい平安時代より前ってそんなに習わないので、この辺の方の知識に驚いてしまいました。この辺りを訪れたら、ぜひ地元の方と話してみてください。なんだか飛鳥時代から、その後の時代を一気に飛び越えて現代になったと錯覚しそうでしたよ。
さて、おさんぽフォトはこれで8年目を終えたことになります。12月から9年目に入るのですが、今年は12月の開催はナシですので、来年になります。いつからスタートさせるか、予定はまだハッキリ決められていませんが、2021年もおさんぽフォトは続けて参りますので、行動圏内で開催されたときは、ぜひお越しください。
また、お住いの地域で開催してほしいというご要望も歓迎です。出来れば5人以上集めていただければ、あとは赤字でも行きますので。
ではまた来週、火曜朝7時にお会いしましょう!
