小さい子供を自然に可愛く写すには

1. はじめに

ちいさい子供って、笑っているだけじゃなく、怒ったり泣いたり、どんな姿も愛らしいものです。でもよく動き回るし、予想外の動きをしたり、なかなか良いシーンを捉えられないなと感じたこともあったのではないでしょうか。また、撮った写真を見て、なんだかイマイチだな、もっと可愛いのになと感じたことはありませんか。
ここでは幼児から小学生くらいまでの子供を、「こっち向いて」と声をかけたり、ポーズを取ってもらわなくても、自然な姿や可愛らしさを写すコツ、失敗しないために気をつけたいことを解説していきます。

2. 【映像解説】公園で遊んでいる子供を写す

公園など屋外で遊んでいる子供の自然な姿を、可愛らしく写真に残すためのテクニックを解説します。まずは映像で分かりやすく、たっぷり解説した動画を用意しました。

Part1ではカメラの設定や、レンズについて解説しています。

Part2では、ピンボケやブレを防ぐなど、失敗しないためのコツを解説しています。

映像で解説している内容については、次の項目から写真と文字で説明していきます。

3. 動き回る子供を失敗なく写すためのカメラの設定

使うレンズは望遠レンズがお勧め。なぜなら、自分が子供と一緒に走り回らなくて済むからです。住宅街にある小さめの公園なら200mmくらい、グランドや芝生広場のあるような広めの公園だと300mm以上あってもいいでしょう。

動き回る子供の自然な姿を、ピンボケやブレなど失敗なく写すためには、カメラの設定を考えます。
撮影モードダイヤルはシャッタースピード優先に。「Tv」または「S」と書かれた記号に合わせます。

シャッタースピードは、歩いているなら「1/200」以下でも大丈夫ですが、走り回っているならそれ以上に設定します。小学生くらいになると、「1/400」くらいか、それ以上必要になってきます。

最近のカメラには、動く被写体を追尾し、自動でピントを合わせ続けてくれる機能が付いています。カメラのAF(オートフォーカス)設定をAF-C(コンティニュアスAF)に合わせれば、シャッターボタンを半押しにし続けている間ずっと、最初にピントを合わせたものに合わせ続けてくれます。ただその正確性や性能はカメラによってまちまちなので、もし失敗したくない状況が控えているなら、事前に性能を試しておく必要があります。この部分は上の映像解説が分かりやすいです。Part2の2分頃から説明しています。

4. 可愛らしく写すコツ

子供は下を向きがちなので、自分がしゃがむなどして低い位置から写すようにします。

小さい子供のよちよち歩く姿を、より可愛らしく写すコツは・・

カメラを少し傾けてみてください。

5. 西日や逆光のときは

西日など直射日光が当たる状況では濃い影が出ます。特に顔に濃い影が出ると可愛らしさを損ないます。また逆光の時は顔が暗くなったり、逆に背景が真っ白に写ったりします。そこでフラッシュを焚くと影が薄くなるのでお勧めです。

昼間、明るい場所で焚くことになるので、フラッシュは“強制発光”に設定します。ひとつ注意しなければならないのは、フラッシュを焚くとシャッタースピードが自動で制限されます。カメラの説明書で限界スピードを確認しておきましょう。

フラッシュを焚く効果はもう一つあります。瞳の中にキラッと光(キャッチライト)が入るので、表情が活き活きとして、可愛らしく見せる効果があります。

6. 室内撮影で失敗しないために

屋外で撮ることに比べて、室内で写真を撮るときは、たいてい狭いとか暗いという制約がありますよね。逆に子供はそれほど動き回らず、座って遊んでいることが多いと思います。そういった状況では、何に気をつけて撮ればいいのか、解説していきます。

まずお勧めしたいのは、サッシや窓のある明るい部屋で写すことです。昼間なら、蛍光灯より外光の方がずっと明るいですし、光が自然できれいに子供の姿を演出してくれます。

さらに明るさを+補正するといいです。どのくらいかは、天候や窓からの距離にもよるので一概には言えませんが、+2/3とか+1くらいでまず試してみるといいでしょう。
補正前

補正後

7. 室内で遊ぶ子供を可愛らしく写すテクニック

最初の項で、屋外で走り回っているような時には望遠レンズをお勧めしましたが、座っていたりその場に留まっている状況では、グッと近付いて広角レンズで写すのもお勧めです。子供の可愛らしさが際立ちます。また子供を大きく写しつつ、周囲のおもちゃも一緒に写るので、より楽しさが写真に表れてきますし、使っていた玩具や部屋の雰囲気など、ずっと“あの頃の思い出”として残すことができます。

最後にもう一言つけ加えておくと、とにかく動きのある子供のいい写真を撮ろうと思ったら、たくさん撮ることです。たくさんシャッターを切って、後でじっくりとセレクトすればいいのです。かわいい子供なら、その時間も楽しいものですよね!

*映像解説をまだ観ていなければ、上に戻ってそちらもどうぞ。

このページの先頭へ