雨の日に写真を撮るコツとアイディア

1. 雨の日にこそ、カメラと出かけよう!

雨の降る日にお出かけするのは、ちょっと億劫だったりするもの。でもそんな日にしか撮れない写真もあります。近場の公園や道端でも、フォトジェニックな風景に溢れているのが雨の日なのです。雨の日にカメラと出かければ、どんな写真が撮れるのかを紹介しつつ、いい写真にするためのコツを教えます。

2.波紋を写す

雨の日の写真でまず思いつくのは、池や水たまりにできる波紋ではないでしょうか。

これについては、「みんなの写真塾」の解説動画で、分かりやすく説明しています。

上の動画で解説していることの要点は、以下の通り。

1)波紋を写す時に、場所が変わると見え方が変わるので、まずは場所を探して決める。

2)撮影モードダイヤルはシャッタースピード優先モード(Tv/S)に設定し、適切な値を決める。


上の写真は1/200です。


これは1/60です。少しぼやけています。

3)連写する。写した波紋のちょっとした大きさの違いでも写真の良さが変わってくるものです。連写して何枚か撮ってみて、ちょうど良いと思える大きさの波紋を探してください。

3.水たまりを写す

水たまりに映る風景もお勧めです。この時に知っておきたいコツは、水たまりを見つけて、すぐにカメラを構えてシャッターを切るのではなく、そこから少し動いてみながら、ベストポジションを探ることです。

この2枚の写真は、同じ水たまりを、立ち位置を変えて写しています。

全然ちがいますよね。場所だけでなく、カメラを構える高さも変えながら、ベストポジションを見つけてください。

4.しずくを写す

梅雨の時期なら、花やその葉っぱ、蜘蛛の巣についた雫を写せば、晴れた日とはまた違った表情が撮れるのでお勧めです。

窓やガラスについた雫を写せば、こんな感じになります。

雫にピントを合わせて、背景の景色をぼやかしてみましょう。雨の日の物憂げな気分をも写し出すことができます。

また金属のような水をはじくものなら、おもしろい模様ができているかもしれません。

5.雨に濡れたものを写す

水をはじく物については上に紹介した通りです。これらは目につきやすく分かりやすいのですが、濡れて水がしみ込むものも、乾いているときに比べ、意外と大きくその表情が違っているものです。
普段はレンズを向けないものでも、濡れて質感が変われば、フォトジェニックなものに変わってくるのです。みていきましょう。

例えばこういったレンガ。

晴れた日に撮るとこんな感じ。

意外と違うものだなと思いませんか。石畳やアスファルトもお勧めです。

次に、これは公園のシーソーですが、こういった木造のものも。

これも晴れた日に撮るとこんな感じ。

他に、コンクリートの壁などもお勧めです。

6.雨を写す

降ってくる雨を写そうと、シャッターを切ったけれど写っていなかった、という経験はありませんか。肉眼では見えているのに、どうしてって思いますよね。
でも写らないんだと諦めることはありません。雨自体を写すには、知っておきたいコツがあります。
まず小雨くらいでは、なかなか写ってきません。本降りやどしゃ降りなど、しっかり降っている時をねらいます。
そして背景が暗い場所を探します。この写真を見てください。


空など背景が明るい部分では写っていないのに、背景が暗いところで、雨が写っていることが分かります。
さらにシャッタースピードを変えることで、写っている雨の感じが変わります。上の写真は1/125でした。

この写真は1/400。

さらに上げて、1/1600です。

このくらいスピードを上げると、雨が線状でなく粒状で写ってきています。

またテーマとは少し外れますが、傘をさした人がちょっと写っていれば、雨が降っているんだなと、雨を感じさせる写真になります。

7.雨の日はモノクロームな世界

雨の日は、世界が灰色にも感じられますが、いっそカラーでなくモノクロにしてみることもお勧めです。例えばこの写真。

ビルのデザインである青色が、鮮やかに写らないので、凡庸とした写真になっています。この写真をモノクロにすると、

雰囲気が出てきました。霧がかっていることも、いい味付けに変わっています。

8.雨上がりの晴れは貴重な撮影チャンス

雨上がり、山を見るとこのように霧が立っていることがあるので、これもお勧めです。

また一気に晴れれば、虹が出ていることもあるので、まずは見上げてみましょう。

9.カメラの雨対策

いい写真が撮れることは分かったけれど、やっぱりカメラが心配と思われているかもしれません。確かに濡れれば壊れるというリスクはあります。
カメラを雨に濡らさないための防水カバーは、ネットで検索すれば幾つも出てきますので探してみるといいでしょう。けれど自分が傘をさしていて、カメラもずぶ濡れにならない程度なら、タオルを掛ける程度でもしのげます。ただしそのタオルが、絞ったときに水がしたたるほど濡れるのは、まずいです。

濡れて壊れるリスクは、カメラによって多少の違いがあります。まずは持っているカメラが防滴防塵(ぼうてきぼうじん)仕様かどうか、チェックしてください。
“防滴”というのは、平たく言えば、上から降ってくる雨に対して、少しくらい濡れても大丈夫ですよという意味です。この仕様になっていないカメラより、少しは濡れても大丈夫ということです。“防水”とは違うので、水に浸かってしまうのはもちろんNGとして、横殴りに降っている雨の場合も保証はされていないので注意してください。ちなみに“防塵”というのは水でなくホコリについてのことです。

そして、戻ったときにカバンから出し、エアコンのきいた乾燥した部屋でしっかり乾かすこと。湿気の多い場所にそのままにしておかないことが大事です。
こういった対策をしつつ、ぜひ雨の日もいい写真を撮ってください!

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